GHがこれまでお世話になった先生方をご紹介します。

指揮者の先生のご紹介

指揮者の先生方をご紹介します。

 

伊藤栄一

1950年東京音楽学校(現東京藝術大学)本科器楽部卒業。

指揮法を金子登、渡辺暁雄、クルト・ヴェスの各氏、ピアノを水谷達夫、作曲を高田三郎の両氏に師事。
1951年金子登氏主催の東京オペラ協会によるプッチーニ作曲「トゥーランドット」、ヨハン・シュトラウス作曲「こうもり」(共に日本初演)の公演の際に副指揮者 を担当、二期会設立と共に二期会合唱団常任指揮者として数多くのオペラ、演奏会を指揮している。
教育関係では、1957年より東京藝術大学講師として指揮法、オペラ、ソルフェージュ等を担当、1966年より東京学芸大学教授として夫々門下生の中から多くの逸材を 輩出している。

伊藤先生には、1954年よりGHの常任指揮者として26回の定期演奏会を指揮して頂きました。また、1990年のOB合唱団設立から2005年まで15年間、OB合唱団の指揮者としてご指導を頂きました。

 

樋本英一

1978年東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。1985年同大学同学部指揮科卒業。

声楽を畑中良輔、平野忠彦の各氏に、指揮法を伊藤栄一、金子登、遠藤雅古、佐藤功太郎、 マルティン・メルツァーの各氏に師事。指揮科在学中に安宅賞受賞。
1984年中国政府の招聘により、北京、西安、上海を訪問、演奏。1985年ニューヨークのカーネギーホールにおける東京・ニューヨーク姉妹都市提携25周年記念 「シルバーブリッジコンサート」で指揮、ニューヨークタイムズ紙上で高い評価を受ける。1986年中国の西安音楽学院の招聘により再び訪中、同学院オーケストラを指揮。
オペラでは、副指揮者として多くの公演に参加して研鑽を積み、1995年「山椒大夫」(小山清茂作曲・新作初演)を指揮してデビュー。各紙上で好評を博し、以後多く の公演を指揮。
合唱では、1990年東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任、以後同合唱団の定期演奏会を含む多くの公演を指揮し好評を博す。東響コーラスを始めアマチュア 合唱団の指揮も多い。
現在、東京藝術大学、桐朋学園短期大学、新国立劇場オペラ研修所、二期会オペラ研修部の各講師。

樋本先生には、1981年より常任指揮者として、また、2005年からはOB合唱団の指揮者として現在もご指導を頂いております。

 

ヴォイストレーナーの先生のご紹介

ヴォイストレーナの先生方をご紹介します。

 

瀬山詠子

「フィガロの結婚」でデビュー。ヒンデミット「ロング・クリスマス・ディナー」、カール・オルフ「賢い女」、ブリテン「ねじの回転」の女教師等に出演。現代音楽の演奏に優れメシアン、ヒンデミット等の歌曲作品を度々演奏している。1959年に第1回リサイタル、2001年3月までに40回以上を数える。1991年秋の「瀬山詠子+三善 晃」のタイトルによるリサイタル、又、1997年6月の東京藝大退官記念リサイタルでは、各方面より絶賛を得た。
オーケストラ作品との協演も多く、石桁眞禮生の「交響的黙示」、池内友次郎の「熊野」、柴田南雄 曲・北園克衛 詩による「三つの詩」、三善 晃「決闘」、南 弘明「七夕」、末吉保雄「ヴォカリーズ第3番」、原嘉壽子「プシケ」等。また、日本歌曲の普及においては先達ともいえるソプラノで、とくに現代作品の分野では欠くことのできない存在となっている。
’75年度文化庁芸術祭賞、’92年度京都音楽賞、’93年春 紫綬褒章、’98年第7回「朝日現代音楽賞」、’01年勲四等宝冠章等、数々の受賞。東京藝術大学名誉教授。二期会会員。

瀬山先生には、1962年から1970年までGHのヴォイス・トレーナーとして、更に名誉ヴォイス・トレーナーとして1986年まで合計25年間、ご指導を頂きました。先生のご指導はとても厳しくて、とても緊張したことを覚えております。

 

平野忠彦

昭和13年、山梨県甲府市生まれ。国立音楽大学教授を経て、東京藝術大学教授、神戸山手短期大学特別教授、二期会理事、ニューオペラシアター神戸音楽総監督、東京室内歌劇場顧問、ザントナイ国際コンクール特別審査員。畑中良輔氏に師事。
東京藝術大学専攻科在学中に「フィガロの結婚」のフィガロ役でオペラデビュー。昭和48年、文化庁在外派遣研修員として渡欧。昭和51年、ウィンナーワールドオペラ大賞受賞、山梨日日新聞社「野口賞」受賞。デビュー以来、「フィガロの結婚」「三文オペラ」「タンホイザー」「ひかりごけ」等、その主演したオペラの役は数えきれない。又、日本歌曲やドイツ歌曲にも造詣が深く、我が国の声楽家を代表する一人である。特に日本の創作オペラに主演した舞台数は注目に値し、その幅広い舞台活動はコンサート、オペラにとどまらず、その活動の幅を益々広げている。 海外の活動として、平成元年激動直前の東欧圏においてオペラ「ちゃんちき」、平成10年ハンガリーに於いてオペレッタ「微笑みの国」に出演。また、平成9年には合唱指揮と独唱でブラジル公演をし絶賛を受ける。指揮者としての場も多く、その豊富な経験を生かした指導は多くの人から指示を受けている。

平野先生には、1962年、GHのヴォイス・トレーナーとして、ご指導を頂きました。

 

中村義春

東京藝術大学声楽科卒業。畑中良輔氏に師事。57年二期会公演・歌劇「カルメン」のモラレス役でデビュー。

以後「フィガロの結婚」の伯爵、「夏の夜の夢」のディミトリアス、「ドン・ジョバンニ」のタイトルロール、「蝶々夫人」のシャープレス、「魔笛」のパパゲーノ、「セヴィリアの理髪師」のフィガロ、「こうもり」のフランク、「道化師」のシルヴィオ、「ボエーム」のマンチェロ等数多くのオペラに出演。
また、創作オペラ協会の公演にも「駆込寺」「芥子の夫人」「小判狂言」「トントコトン物語」「真説カチカチ山」「うば捨山」「卒塔婆小町」「魚服記」等に出演。その他、NHKテレビオペラにも多数出演。
74年ザルツブルク・テレビオペラコンクールにNHKからの出品作「死神」に出演、審査員特別賞受賞。75年文化庁芸術祭において、石桁真礼生の歌曲によって優秀賞受賞。
二期会理事、二期会オペラスタジオ運営委員長、NHK放送講師、日本教育大学協会全国音楽部門大学部会長、東京学芸大学教授などを歴任。現在、東京学芸大学名誉教授、洗足学園音楽大学名誉教授。

中村先生には、1966年から1976年までの11年間、GHのヴォイス・トレーナーとしてご指導を頂きました。

 

桐生郁子

第25回毎日音楽コンクール、第1回民音コンクール入選。第3回中西音楽賞受賞。
椿姫アンニーナにてデビュー、修道女アンジェリカ、大仏開眼、ちゃんちき、等の文化庁芸術祭主催公演に出演。二期会、藤原歌劇団、長門歌劇団、創作オペラ協会、東京室内歌劇場、等に於てカルメン、トロヴァトーレ、イェーヌーファ、領事、霊媒、魔笛、フィガロの結婚、ヘンゼルとグレーテル、天国と地獄、等のオペラ、創作オペラ、オペレッタ、に数多く出演。現代音楽展、青の会コンサートをはじめとしオラトリオや、過去27回にわたって現代日本歌曲委嘱作品、日本歌曲、ドイツ歌曲等に依る独唱会を行い、1968年9月に若葉の会を発足、主宰し過去49回の演奏会を行う。
1971年より20度渡欧し、主に歌唱法の研鑽につとめ、リサイタリストとしても活躍している。
故下八川圭祐、畑中良輔、リリー・コラー、ワルター・モーア諸教授に師事。
現在、二期会会員、東京室内歌劇場会員、青の会同人。昭和音楽大学、同短期大学部名誉教授。

桐生先生には、1967年から1969年までの3年間、GHのヴォイス・トレーナーとしてご指導を頂きました。

 

茶谷宏子

北海道教育大学特設音楽科卒業。ウィーン国立アカデミー卒業。瀬山詠子、畑中良輔、A・コロー、E・ヴェルバ、K・シュミーディクの諸氏に師事。
1971年より東京、札幌にてリサイタルを開催。その他、創作オペラ協会「小判狂言」、NHK「音楽のおくりもの」「夕べのリサイタル」等に出演。また、戴冠ミサ、荘厳ミサ、メサイアなど宗教曲分野においても幅広い活躍を続けている。
現在、洗足学園大学講師、二期会会員。

茶谷先生には、1971年から1988年までの18年間、GHのヴォイス・トレーナーとしてご指導を頂いたほか、2005年までOB合唱団のヴォイス・トレーナーとしてご指導を頂きました。

 

竹沢嘉明

東京藝術大学、同大学院卒業。伊藤亘行、柴田睦陸の諸氏に師事。
1969年藝大オペラにおいて「セヴィリアの理髪師」のバジリアでデビュー。近年のオペラにおける活躍は特筆に値し、「利口な女狐の物語」「ウィンザーの陽気な女房たち」「三文オペラ」に加えて、1979年には、劇団四季のミュージカル「リトルナイト=ミュージック」に出演。さらにパルコ=オペラ「フィガロの結婚」の伯爵で大きな飛躍を成す。第3回ウィンナーワールド・オペラ賞受賞。

竹沢先生には、1972年から1986年までの15年間、GHのヴォイス・トレーナーとしてご指導を頂きました。

 

北川潤

東京藝術大学、同大学院卒業。畑中良輔、畑中更予、中村義春、中山悌一の諸氏に師事。
室内歌劇場のオペラ「アンジェリク」「三文オペラ」に出演、その巧みな演技で絶賛を博した。1978年には第1回リサイタルを開催。また、劇団四季の客員としても活躍し、越路吹雪の「愛の讃歌」「この命だれのもの」をはじめ、「女房学校」「キャッツ」他に出演。

北川先生には、1976年より1987年までの12年間、GHのヴォイス・トレーナーとしてご指導を頂きました。

土師雅人

京都市立芸術大学卒業。東京藝術大学大学院修了。
スメタナの歌劇「売られた花嫁」で主役デビュー。翌年、「イドメネオ」のタイトルロールを歌う。その後「リゴレット」「蝶々夫人」「トスカ」「ラ・ポエーム」「魔笛」「ドン・ジョバンニ」「カルメン」「仮面舞踏会」「ホフマン物語」「愛の妙薬」「マクベス」など多数のオペラでプリモテノールをつとめる。
また、N響・新日本フィル・東響・都響などの主要なオーケストラと、マタイ受難曲のエヴァンゲリスト・第九・レクイエム・メサイアなどのテノールソロで共演し好評を博している。
NHK-FMリサイタル、イタリア声楽コンコルソ、日本音楽コンクール入選、二期会会員、江東オペラ代表。

土師先生には、1988年よりヴォイス・トレーナーとして現在もお世話になっております。

 

芳賀美穂

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院ソロ科修了。二期会研修生を経て、ミラノ音楽院にて研修。
イタリア各地、スイス、ドイツにて、オペラ、コンサートに多数出演。帰国後、東京室内歌劇場公演「市場のおかみさん達」で主役デビュー。NHK洋楽新人オーディション合格、第2回マリア・カニーリア国際声楽コンクール入賞。第6回川崎音楽賞コンクール入賞。朝倉蒼生、中村博之、畑中良輔、J・ポッパー、L・グアリーニの各氏に師事。東京室内歌劇場、二期会各会員。

芳賀先生には、1989年からヴォイス・トレーナーとして、また、2005年からはOB合唱団のヴォイス・トレーナーとして現在もお世話になっております。